大腸CT検査とは
大腸CT検査の長所
・検査は短時間で行えるため、仕事や日常生活に支障をきたすことが少ない。
・大腸内視鏡検査と異なり苦痛が少ない(当院では内視鏡検査の苦痛を軽減するための工夫をしています)。
・出血や穿孔などの偶発症が少ない安全な検査である。
・大腸内視鏡検査の実施が困難な方にも行える。
大腸CT検査の短所
・組織の採取ができないので、異常が指摘された場合は、大腸内視鏡検査を受ける必要がある。
・CT撮影には医療被曝が伴うため、妊娠の可能性がある方は、検査を受けることができない。
・平坦なポリープや腸の炎症性変化の描出が困難。
大腸CT検査の流れ
① 検査前日から検査食およびお薬(下剤や造影剤など)を服用していただきます。
② 撮影前に大腸の動きを抑える注射をします。
③ 細いチューブを肛門から数㎝挿入し、炭酸ガスを注入し大腸を拡張します。
④ 20~30秒の息止めで、仰向けとうつ伏せで2回CT撮影をします。
⑤ 撮影した画像をもとに仮想内視鏡像・仮想注腸像などを作成し診断します。